
ユニクロ帝国の光と影
横田増生
文藝春秋 / 2013-12-10
この本について
仕事や組織の“きれいごと”に触れすぎていると、ときどき不安になります。表から見える強さの裏で、実際に何が起きているのか。自分の働き方や判断が、どこか薄っぺらく感じてしまうあの感覚です。ユニクロのような巨大企業でさえ、人の怒りや不満、離職率の高さ、取引先との溝といった生々しい現実を抱えていると知ると、妙に肩の力が抜けます。 『ユニクロ帝国の光と影』は、そういう“現実の温度”に触れたいときに効く本でした。圧倒的な強さの源が、細かすぎるほどの管理や即断即決の文化にある一方で、その裏に守秘義務、怒号の飛ぶ現場、アルバイトの大量離職がある。表に見えるロジックと、裏で支える人たちの疲労。そのギャップをここまで具体的に追った本は多くありません。また、工場への厳しい要求や〈ヒートテック〉のような成功作の裏で、次のヒットを生み出せない事情まで掘っていくので、「強い会社も悩んでいる」という視点が自然と身につきます。 読んでいて思ったのは、組織を見るときに“結果だけで判断しない”癖が自分の中にできたことです。何かがうまくいっているときほど、どこかに無理が積みあがっていないかを考えるようになりました。仕事で迷ったとき、こういう視点があるだけで判断の精度が変わります。 巨大企業の仕組みと人間くささの両方を知りたい人に刺さる本だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの23%が集中しています。
読書の順序
この本の前に読まれた本
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
BookNotion をお使いの方へ
この本の指標は、あなたの本棚でも見られます
このページで見ている読者数・精読度・完走率は、あなた自身の本にも表示できます。BookNotion をお使いなら、下のリンクを開くだけで自分のデータが出ます(ログイン操作は不要です)。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要





