
会社の数字を科学する すっきりわかる財務・会計・投資 (PHPサイエンス・ワールド新書)
内山 力
PHP研究所 / 2014-02-14
この本について
お金の話って、日々の仕事で触れているはずなのに、いざ「会社の数字」となると急に霧が出るような感じがありませんか。決算書を読めるようになりたい気持ちはあるけれど、そもそも会計とか財務とか税務とか、名前が似ていて境界がよく分からない。自分もそこがずっと引っかかっていました。 この本が助かったのは、「会社のお金を扱う仕事」が何を指しているのかを、まず定義から整理してくれるところです。たとえば会計は誰に報告するのかでMUSTとWANTに分かれるし、財務はカネを集める仕事として切り出される。しかもそれが、魚屋を始めたら自分がどう動くのか、消費税は誰が最終的に負担しているのか、といった身近な例で説明されるので、概念が急に現実の動作としてつながります。「決算月を自分たちで決めている」という当たり前の話でさえ、背景が分かると会社の仕組みの見え方が変わるのを実感しました。 結局、決算書の読み方以前に「この数字は誰のために、どんなルールで作られたのか」が分からないと、仕事に落とし込めないまま表面だけを追い続けてしまう。自分と同じように、数字の意味を腹落ちさせたい人にはちょうどいい入り口だと思います。特に「投資の前に、まず会社ってどう動いてるの?」と感じている人には刺さるはずです。 会計や財務の専門家を目指さなくても、会社の数字を“現実の動き”として理解したい人に向いている一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第5章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの37%が集中しています。
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