
外国株一筋26年のプロがコッソリ教える 日本人が知らない海外投資の儲け方
岡元 兵八郎
ダイヤモンド社 / 2014-02-20
この本について
投資について考えるたびに、「日本の将来って、このままで大丈夫なんだろうか…」みたいな漠然とした不安が頭から離れないことがあります。とはいえ、海外投資となると一気に情報が増えて、結局なにを基準に判断すればいいのか迷ったまま時間だけが過ぎていく。僕もずっとそのタイプでした。 この本が面白いのは、“海外のほうが伸びるから投資しろ”みたいな雑なくくりではなく、人口と生産性というシンプルな指標を軸に、「国がなぜ成長するのか」を淡々と示してくれるところです。読者の方が保存していた抜粋も、まさにその部分に集中していて、人口の若さや電力使用量の伸びといった具体的な数字が、未来の経済をどう形づくるのかがよくわかります。海外投資の話をしているのに、妙な勢いもなく、理屈を積み上げていく感じが安心できるんですよね。 読んでいると、「日本の預貯金700兆円がほぼ動かないまま減少する人口を見守っている」という状況を、他人事ではなく自分の選択の問題として考えざるを得なくなります。一方で、新興国の平均年齢や電力使用量の推移の話は、数字がそのまま成長余地の大きさにつながっていて、投資判断の“よりどころ”が一段クリアになる感覚がありました。 海外投資に踏み出す勇気というより、「判断する土台を持ちたい人」に刺さる本です。僕と同じように、感覚ではなく理由を持って投資したい人にはかなり相性がいいと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの42%が集中しています。
読書の順序
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