
高校生が学んでいるビジネス思考の授業
大森 武
CEメディアハウス / 2014-04-17
この本について
仕事でも日常でも、相手を説得できずに話が空回りしたり、アイデアはあるのに形に落とし込めなかったり、そんなモヤモヤってけっこう頻繁にあります。自分の考えが間違っているわけじゃないのに、うまく伝わらない。正しさより「説得力」が必要なんだろうな…と薄々わかっていても、じゃあ具体的にどう鍛えればいいのかは意外と誰も教えてくれません。 この本が面白いのは、そこを高校生向けの授業という形で、かなり実務的に扱っているところです。インプットして、アレンジして、アウトプットする——この一連をちゃんと扱う科目として説明されていて、コンピュータも「道具」として位置づけられる。つまり、情報を受け取って終わりではなく、どう再構築して伝えるかまで含めて一本の流れとして考える癖がつきます。また、議論や課題に対して「視点を増やす」ことを徹底していて、自分の思考が1パターンに固まっていたことにも気づかされました。 七つ道具の話も実用的で、デジタル論理式や統計といった一見むずかしそうな要素も、思考の型として扱えばこんなに武器になるのか、という感覚が得られます。大げさな自己改革ではなく、日々の考え方を少しずつアップデートしたい人にちょうどいい距離感です。 「自分の考えをどう組み立てて届ければいいのか」に悩む人には、かなり刺さる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの50%が集中しています。
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