
大麻ヒステリー~思考停止になる日本人~ (光文社新書)
武田 邦彦
この本について
仕事でも日常でも、なんとなく「みんなが言ってるから従っているだけかも」と感じる瞬間ってありませんか。自分の判断なのか、社会の空気なのか、その境界がよくわからなくなるあの感覚です。僕も似たようなモヤモヤを抱えていて、その視点を揺さぶられたのがこの本でした。 大麻を肯定するとか否定するとかではなく、そもそも「なぜ今の日本でこういう認識になっているのか」を歴史の流れから丁寧に追っていく内容です。GHQがどう関わったのか、日本人の“法律はお上が決めるもの”という意識がどう作用したのか、こうした背景を知ると、物事の見え方がかなり変わります。七味唐辛子の中に大麻の実が入っていたように、かつてはごく普通の生活素材だったという事実も、思い込みをほどくきっかけになりました。 読んでいて強く感じたのは、「目の前の情報だけで判断しようとすると、知らないうちに他人の価値観に乗っかってしまう」ということ。歴史の脈絡を知ることで、今の“当たり前”が当たり前である理由に手が届くようになります。これは大麻に限らず、働き方でも同じで、著者が言う“自分の満足で仕事を終える”という考え方にもつながってきます。 自分の思考の癖をいったん外側から見てみたい人に向いている一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの36%が集中しています。
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