
ナショナリズム入門 (講談社現代新書)
植村和秀
講談社 / 2014-05
この本について
国や民族の話になると、どこかざわつく感じがありませんか。自分の立場を強く主張したいわけでもないのに、周りの議論に巻き込まれると「結局ナショナリズムって何なんだ…?」とモヤモヤが積みあがっていく。日本の話になると、なおさら言葉を選びたくなるあの感覚です。 この本を読んでおもしろかったのは、ナショナリズムを善悪で断じるのではなく、「こだわりの構造」として淡々と解きほぐしてくれるところでした。日本が“自明すぎて自覚しにくい”ネイションだという指摘は、自分の反応の癖を客観視するきっかけになりますし、ヨーロッパ東西で「地域」か「人間集団」かによって形成の仕方が違うという話は、国際ニュースを読む時に背景がすっとつながる感じがありました。また、ヒトラーや旧ユーゴの例を通して、こだわりが土地や歴史とどう結びつくかを追っていくと、単純化しがちな“民族問題”が別の角度から見えてきます。 自分の考えを強くしたい人よりも、むしろ「判断を急がず、一歩引いて理解したい」というタイプの人に向いている本です。国の話題に触れるたびに胸のどこかがザラつく、あの感覚を少し穏やかにしてくれる一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの48%が集中しています。
読書の順序
この本の前に読まれた本
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
BookNotion をお使いの方へ
この本の指標は、あなたの本棚でも見られます
このページで見ている読者数・精読度・完走率は、あなた自身の本にも表示できます。BookNotion をお使いなら、下のリンクを開くだけで自分のデータが出ます(ログイン操作は不要です)。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要




