
超限戦 21世紀の「新しい戦争」 (角川新書)
喬良, 王湘穂, Liu Qi, and 坂井 臣之助
KADOKAWA / 2020-01-10
この本について
日々ニュースを見ていて、「これって戦争じゃないのに、なぜこんなに息苦しいんだろう」と感じることが増えました。武器も軍隊も出てこないのに、気づけば生活や仕事の足元が揺さぶられているような感覚です。自分の判断が正しいのか、そもそも“敵”がどこにいるのかすら曖昧で、ただ不安だけが積もっていくあの感じです。 『超限戦』を読んで救われたのは、「見えにくい攻撃」の構造を落ち着いて言語化してくれたことでした。たとえば、技術や市場が便利さをもたらす一方で、同時にリスクを濃くしていく理由。あるいは、金融や情報の動きが、軍事行動と変わらないレベルで国家や社会を揺らすとき、それをどう捉えればいいのか。この本は“脅かす”ためではなく、今の世界で起きている変化を、自分の生活の高さにまで下ろして考えるための土台になります。 戦争を特別なものとして遠ざけるのではなく、「自分の生活と地続きのリスク」として扱いたい人に刺さる一冊です。曖昧さの中で手探りしている感覚に、少し輪郭を与えてくれます。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの28%が集中しています。
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