
SHIFT:イノベーションの作法
濱口 秀司
ダイヤモンド社 / 2019-06-27
この本について
仕事で新しいアイデアを出すたびに、「それって結局どれくらい売れるの?」で話が止まってしまうこと、けっこうありますよね。自分では面白いと思っているのに、どう伝えればいいのか、そもそも何から考えればいいのかがわからなくなるあの感じ。僕もよく同じところでつまずきます。 『SHIFT:イノベーションの作法』が助けになるのは、奇抜な発想を求める本ではなく、「どこでズラせば現実が動くのか」を丁寧に見せてくれるところです。たとえば、アイデアを考える前に“バイアスの構造を見える化する”という発想は、目の前の案を良くしようと必死に磨いていた自分にはかなり刺さりました。また、経営陣に理解してもらうために不確実性のレベルを四段階で整理する視点は、数字に落ちないアイデアをどう扱うかで悩んでいる人には現実的に使えると思います。さらに、コラボレーションは「議論量」より「個人が考え抜く時間」が大事という指摘も、チームでやるほど混乱しがちな僕には救いでした。 地に足がついた方法論なので、読むと「才能がないからできない」という思い込みが少し揺らぎます。特に、常識の逆を探るための手順や、合意を階段状に積み上げるコミュニケーションの作法は、すぐに仕事に持ち込めるはずです。 自分のアイデアがいつも“途中で消えてしまう”感覚に心当たりがある人には、かなり響くと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの32%が集中しています。
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