
思考のスイッチ
西島知宏
この本について
仕事でアイデアを求められるたびに、「何から考えればいいのか分からないまま時間だけが過ぎる」みたいな感覚、けっこうありますよね。僕も、方向性が定まらないままうんうん悩んで、気づくと同じところをぐるぐる回っていることがよくあります。 『思考のスイッチ』が効いたのは、この“ぐるぐる”に対して具体的な抜け道を示してくれたところでした。まず方向性を決めてから考える、というシンプルな順番を徹底するだけで、無駄な迷走がかなり減ります。また「誰か一人を思い浮かべて考える」という視点も、実際の仕事でだいぶ助かりました。ぼんやり“皆に刺さるアイデア”を追うより、一人の顔を浮かべて考えたほうが、結果的に広く伝わる、という感覚が腑に落ちます。さらに、常識を書き出して非常識に変えるとか、30分だけ集中して考えるとか、現場でそのまま試せる小さな工夫が多いのもありがたかったです。 アイデアの99%は使えない前提で、とにかく数を出し、そのプロセスごと相手に渡す。こういう地に足のついた考え方は、派手ではないけれど、仕事の詰まりをほどくときに確実に役立ちます。 自分の思考がどこで止まっているのかを知りたい人に、静かに効く本だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの45%が集中しています。
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