
人間関係がちょっとラクになる「聞き方」の基本 ごきげんビジネス出版
丘村 奈央子
ごきげんビジネス出版
この本について
人と話していて「なんかしんどいな」と感じる瞬間ってありますよね。相手が嫌いなわけじゃないのに、妙に構えてしまったり、話を広げられず沈黙してしまったり。僕も仕事で初対面の人と話す機会が多いので、同じようなモヤモヤをずっと抱えていました。 この本を読んで驚いたのは、“聞く”ことをうまくやろうとする前に、「自分が気持ちよく聞ける状態」をつくることが圧倒的に大事だと書かれていたことです。テクニックよりも、相手との間にある「知らないこと」に目を向ける。たとえば、相手の話が自慢に聞こえてイラッとした瞬間でも、ただ「相手は知っている」「自分は知らない」という事実に立ち返るだけで、感情が少し軽くなる。そこから、「なぜそれが好きなんですか?」「どんなところが面白いんですか?」と、自然に質問が出てくるようになります。 読んでいて一番救われたのは、「共通点を探さなくていい」という視点でした。むしろ、お互いに知らない部分があるからこそ会話が続く。相手の世界に小さく足を踏み入れるだけで、こちらの心の摩擦も減っていくんですよね。この感覚は、職場の“ちょっと苦手な人”との距離感に悩んでいる人には特に刺さると思います。 聞くことが苦手というより、聞く前に疲れてしまうタイプの人にこそ、静かに効いてくる一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの32%が集中しています。
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