
西洋音楽史 「クラシック」の黄昏 (中公新書)
岡田暁生
この本について
クラシックを聴いていて、「なんで昔の音楽はこうで、近代以降はこんなに違うんだろう?」とか、「歴史の流れがいまいちつかめないまま聴き流してしまう」というモヤモヤ、僕もずっと抱えていました。特に無調以降の音楽になると、一気に“別世界”に連れていかれる感じがして、距離の取り方が分からないまま放置していたんですよね。 『西洋音楽史 「クラシック」の黄昏』は、その距離の正体を丁寧にほどいてくれる本でした。たとえば大戦前後のシェーンベルクを聴き比べたときに感じる「同じ無調なのに雰囲気が全然違う」という謎が、作曲家の置かれた時代や理論の変化を知ることで、ふっと腑に落ちる。あるいは、中世やルネサンスを“古い音楽”としてひとまとめにしがちな僕らに、当時の社会構造や聴かれ方を通して見ると、むしろ現代より大胆だった部分まで浮かび上がってくる。こういう「聴こえ方が変わる瞬間」が何度もありました。 過度に専門的なうんちくではなく、「なぜ自分はいま、この音を“異質”と感じるのか」を説明してくれるところがありがたいです。クラシックの歴史を、単なる年代暗記ではなく、感覚の変化として捉えたい人に刺さる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの17%が集中しています。
読書の順序
この本の前に読まれた本
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_altBookNotion をお使いの方へ
この本の指標は、あなたの本棚でも見られます
このページで見ている読者数・精読度・完走率は、あなた自身の本にも表示できます。BookNotion をお使いなら、下のリンクを開くだけで自分のデータが出ます(ログイン操作は不要です)。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要






