なぜ人に会うのはつらいのか メンタルをすり減らさない38のヒント (中公新書ラクレ)

なぜ人に会うのはつらいのか メンタルをすり減らさない38のヒント (中公新書ラクレ)

斎藤環 and 佐藤優

累計読者数11
平均ハイライト数 4.8件/人
推定読了時間 約4時間58分
star総合評価 39/100
boltライト読書型

この本について

人と会う予定が入るだけで気持ちがざわついたり、久しぶりに出社したらやけに疲れたり。「自分だけ損をしたくない」と思う周囲の空気を感じて、距離の取り方が分からなくなることもあります。こういうモヤモヤって、性格の問題というより、社会のつくりや人間の仕組みに理由があるんだな…と、この本を読んで実感しました。 印象的だったのは、人と会うことには暴力性があると認めつつ、それでも欲望や意欲は他者から供給されるという指摘です。「会うのがつらい」状態は甘えじゃなくて、環境と自分の相互作用で起きている現実。でも同時に、完全に人を遮断すると心が萎んでしまう。その間をどう取るかを、現実的な距離感で語ってくれます。また、家族や地域など“ひとつの共同体にすべてを預ける危うさ”にも触れていて、複数の居場所を持つことの実践的な意味が腑に落ちました。逃げてもいいし、関わってもいい。ただし自分の許容範囲を知った上で、という姿勢が一貫しています。 人間関係のしんどさを「自分の弱さ」で片付けたくない人、あるいは会うのがつらい理由をもう少し丁寧に知りたい人には、特に刺さると思います。無理に前向きにさせられるわけでもなく、「こういう視点で捉えるとちょっと呼吸が楽になるかも」という種類の本です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

コロナ禍が明らかにした驚きの人間関係から、しんどい毎日を楽にする38のヒントをメンタルの達人二人が導き出す。
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