
世界史の分岐点 激変する新世界秩序の読み方 (SB新書)
橋爪 大三郎、佐藤 優
SBクリエイティブ / 2022-01-05
この本について
エネルギーや技術のニュースを見ていて、「結局どこが本質なんだろう…」と考え込んでしまうことが多いんですよね。言葉だけが一人歩きして、議論の土台がそもそもずれている感じ。自分も核融合や量子計算の話題を追うたびに、知識というより“前提”のつかみ方で迷子になることがありました。 この本は、そういうモヤモヤをほどく道筋を示してくれました。たとえば、政策議論で言葉がどれだけ影響するかという指摘。ロケットとミサイルが日本語で分かれているから開発が進んだように、「核」という言葉が思考を止めてしまう構造がある。こういう視点を持つだけで、ニュースの読み方がかなり変わりました。また、量子コンピュータや核融合を“未来の夢”ではなく、具体的な技術・政治コスト・国際協力の現実として扱っていて、技術の話と歴史の話が地続きになっていく感覚があります。 さらに、哲学の言語で議論する必要性を繰り返し強調していて、判断を誤るのは知識不足より、そもそも論争の作り方を学んでいないからだとわかる。専門家と政治、国家と技術、言葉と認識。これらがどう絡み合って“未来の形”が決まっていくのかが、ごまかしなしで語られています。 技術の話題を追っているのに、どこか掴みきれない感覚が続いている人に刺さる一冊です。
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多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの31%が集中しています。
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