
イノベーション・オブ・ライフ ハーバード・ビジネススクールを巣立つ君たちへ
Clayton M. Christensen, James Allworth, Karen Dillon, and 櫻井祐子
翔泳社 / 2013-04-01
この本について
仕事でも人生でも、最初に立てた計画どおりに進まなくて、「自分は何を優先したいんだっけ」と立ち止まる瞬間がありませんか。僕も同じで、意図的に選んだはずの道より、目の前の誘いや短期の成果に気持ちが引っ張られることがよくあります。 この本が面白いのは、「戦略は最初の一発勝負じゃない」とはっきり書いているところです。成功した企業の多くが当初の戦略を捨てていた、という話は有名ですが、人生にも同じことが起きていると気づきます。やってみて違ったら、資源が尽きる前に方向転換する。その余白をどう確保するかが大事なんだろうなと感じました。また、給料や環境を整えても「嫌ではない」状態にはできても、本当の満足には届かない、という指摘も刺さります。自分が意味を感じられる機会をどう見つけるかは、理屈よりも試行の積み重ねなんだと思わされました。 さらに、意図的戦略と創発的戦略のバランスをどう取るかについては、キャリアに悩んでいる人ほど救われるはずです。外に出て試しながら、自分の優先事項がどこにあるのかを輪郭としてつかんでいく。その流れが自然に描かれていて、読んでいるあいだずっと「焦らなくていい」と言われているような感覚でした。 自分の道がこれでいいのかモヤモヤしている人に静かに効く一冊です。
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多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの19%が集中しています。
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