
アナロジー思考
細谷 功
東洋経済新報社 / 2011-08
この本について
仕事で新しい案を求められるたびに、手持ちの引き出しだけでなんとかしようとして行き詰まることってありますよね。僕も「考えているのに広がらない感じ」によくハマっていて、そこで初めて気づいたのが、そもそも“別の世界を見る目”そのものが弱いんじゃないか、ということでした。 『アナロジー思考』は、その視点の切り替え方をかなり実務寄りに教えてくれた本です。例えば、目の前の課題を一度抽象化して「構造」に分解し、それと似た構造を持つ全然違う分野から借りてくる。すると、いま自分がいる業界だけ見ていては絶対に出てこない案がふっと出てきたりします。また、説明の仕方にも効いていて、相手の知っている別世界にマッピングして伝えると、難しい話でも一気に通じやすくなるんですよね。これは打ち合わせで何度も助けられました。 読んでみて感じたのは、発想力って才能よりも「気づいたもの同士をつなげる姿勢」のほうがずっと大事なんだということ。身の回りのものを全部素材にできるようになると、普段の生活が少しずつ“学びの場”に変わっていきます。 現状の視点だけでは突破口が見えない人や、説明・企画の場面でいつも同じパターンに陥ってしまう人には特に刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの16%が集中しています。
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