
思考力の地図 論理とひらめきを使いこなせる頭のつくり方
細谷 功
KADOKAWA / 2022-11-17
この本について
仕事で問題を整理しているつもりなのに、気づけば「目の前の値下げ案しか出てこない」とか、「結論から考えよう」と言われても何をどう逆算すればいいのか分からないまま手が止まることってありませんか。僕もずっとそのタイプで、考えているようで実は“知っていることの範囲”だけで組み立ててしまう癖が抜けませんでした。 この本が助かったのは、思考のつまずきが性格よりも“構造の使い分け”にあると具体的に示してくれたところです。知識に寄りかかると疑う心が弱り、表面的な問題を解いてしまうリスクが上がること。逆に、具体と抽象を往復して一度視点を上げると、顧客とは直接関係なさそうな出来事や、別の業界の事例とも自然につながり始めること。さらに、原因から結果をまっすぐ予測できるわけではない世界では、論理だけでなく直観の扱い方が大事になること。このあたりが、自分の思考の盲点をようやく自覚するきっかけになりました。 特別な才能というより、前提と推論と結論を分けて考える習慣や、65点で一度区切って先に進む割り切りなど、明日から試せる動き方が多いのもありがたいところです。長い話になりがちな人や、計画を何度作り直しても腑に落ちない人には特に刺さると思います。 思い込みから距離を置きたいとき、視点の地図を描き直す感じで読める一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの20%が集中しています。
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