世界は贈与でできている 資本主義の「すきま」を埋める倫理学 (NewsPicksパブリッシング)

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近内悠太

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star総合評価 90/100
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この本について

仕事でもプライベートでも、人との距離感に疲れる瞬間ってあります。相手の親切に裏があるように感じたり、自分の行動さえ「損得」で判断してしまって、なんだか心がすり減るあの感じ。やりがいのはずの仕事も、成果と引き換えの“交換”ばかり意識していると、だんだん自分の役割が「手段」みたいに見えてくるんですよね。 この本は、そんなモヤモヤの正体を“贈与”という視点から整理してくれます。たとえば、なぜ「ありがとう」と言われる仕事が嬉しいのか、なぜ表面的な「いい人」ほど疲れるのか、なぜ人間関係が詰まるときはいつも“返せないもの”が絡むのか。読んでいると、普段の行動がどれだけ“等価交換”のルールに縛られていたかに気づかされます。そして、金額では測れない「受け取ってしまった」と感じる瞬間が、つながりの出発点になることも見えてきます。 贈与を神話的に語る本ではなく、むしろ現場レベルでの違和感を丁寧に言語化してくれる一冊です。職場の空気に疲れている人や、理由の説明がつかない関係のしんどさを抱えている人には特に響くと思います。 「人との距離感がわからなくなることがある人」に刺さる本です。

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