
ものぐさ自転車の悦楽 折りたたみ自転車で始める新しき日々
疋田智
マガジンハウス / 2010-04-22
この本について
自転車を日常に取り入れたいのに、いざ乗るとなるとフォームがしっくりこなかったり、どんな道を走れば楽しいのか分からなかったりして、結局ちょっと距離を置いてしまうことってありませんか。僕もまさにそのタイプで、興味はあるけれど“ちゃんとやらないといけない感”が先に立って、気軽さがどこかに飛んでいくんですよね。 この本が面白いのは、技術の話も旅の話も、力まずに日常へ落とし込める温度で書かれているところです。たとえば足首を一定角度に保つだけでフォームが自然に整う話は、「難しい意識を持たなくても、まずはこれだけでいい」と安心させてくれるし、折りたたみ自転車ならバスルームで洗えてしまうという生活感あふれる視点には、妙に救われました。保険の入り方まで含めて、自転車にまつわる心配ごとをひとつずつ減らしてくれる感じがあります。そして、しまなみ海道のように“初心者でも行ける道”を素直に推してくれるのもありがたいところで、構えすぎずに走るイメージが湧いてきます。 自転車を趣味にするほど本格的ではないけれど、生活の延長で楽しめる世界をのぞいてみたい人に刺さる一冊だと思います。僕自身、「ちゃんとやる前に、まず気楽に始めればいいんだ」と思わせてもらえました。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの43%が集中しています。
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