
ひとり旅は楽し (中公新書)
池内紀
中央公論新社 / 2004-04
この本について
ひとりで歩きたい気持ちはあるのに、いざ旅となると「ちゃんと計画しなきゃ」「時間をムダにしたらもったいない」と、どこか自分を急かしてしまうことってありませんか。自由になりたいのに、自由の扱い方が分からなくて、旅がかえって窮屈になるようなあの感じです。 池内紀さんの『ひとり旅は楽し』を読んで、救われたのは“のんびりするには勇気がいる”という視点でした。のんびり歩けば、光の移動につれて山の表情が変わることに気づける。速度を半分にすれば、途中の時間が倍になる。これは「ゆっくり生きよう」みたいな抽象的な話ではなく、歩き方を変えるだけで世界の解像度が変わるという、とても具体的な感覚なんです。 そして、ひとり旅は気ままに見えて、実は厳しい条件を一人で引き受ける行為でもある、という指摘も刺さります。だからこそ、道ばたのどうでもいいものに目を向けられるかどうかが旅の質を決める。無用だからこそ意味が生まれる、という言葉は、旅だけじゃなく日常にもそっと戻ってきます。 「急ぎすぎて世界を取りこぼしている気がする人」には、とくにしっくりくるはずです。私自身、この本のおかげで、歩く速度をほんの少しだけ緩める勇気を持てました。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの30%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
BookNotion をお使いの方へ
この本の指標は、あなたの本棚でも見られます
このページで見ている読者数・精読度・完走率は、あなた自身の本にも表示できます。BookNotion をお使いなら、下のリンクを開くだけで自分のデータが出ます(ログイン操作は不要です)。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要




