
ダメなあいつを、なんとかしたい!
心屋仁之助
廣済堂出版 / 2013-07-12
この本について
「どれだけ頑張っても満たされない感じ」が続くときってありますよね。仕事でも恋愛でも、人のために動いているはずなのに、なぜか空回りしてしまう。むしろ、頑張るほどしんどくなる。この本を読んでいて刺さったのは、多くの人が抱えているその“根っこ”を、かなり正面から扱っているところでした。 この本が面白いのは、「人を変えようとするとしんどいけど、自分の前提が変わると関係そのものが勝手に変わる」という考え方が、きれいごとではなく、具体的な行動とセットで語られているところです。たとえば、迷惑をかけることに対する極端な怖さがどこから来ているのかとか、「役に立たなければ愛されない」という前提のまま努力すると、結局ずっと報われない感じが続く仕組みとか。読みながら、自分の中にも思い当たるものが出てきて、ちょっと気まずくなる瞬間がありました。 個人的に効いたのは、「頑張りの源泉が不安なのか、満たされている前提なのかで、同じ行動でもまったく別物になる」という指摘です。頑張りを否定するわけじゃなくて、そもそもの前提がしんどさを作っていたのかもしれない、と視点をズラしてくれる感じ。恋愛の話が中心ですが、人間関係全般に当てはまる内容でした。 「人の世話を焼きすぎて疲れてしまう人」「役に立つことで存在価値を確かめがちな人」には、とくに刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第5章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの22%が集中しています。
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