
こうして、思考は現実になる(2)
パム グラウト、桜田 直美
この本について
最近、現実に押し切られているような感覚になることがあります。目の前の状況がすべてみたいに思えて、気づくと「足りない」とか「どうせ変わらない」とか、同じ物語を何度も自分に聞かせてしまうんですよね。そういうときに、この本の抜粋を読んでいる人が多く保存している理由がなんとなく分かりました。現実の見え方そのものを、少しだけゆるめてくれるからです。 特に響いたのは、「ある物語をくり返すと、それを現実にする神経の通り道ができる」という一節。気合いとか根性ではなく、ただ“別の物語を試してみる”という発想だけで、日常の選択が変わってくるのが面白いところです。朝の習慣を少し変える実験の話も、非日常の儀式ではなく、ほんの数分の気分転換レベルでできる内容で、現実をこじ開けるというより、自分の視界の曇りを取る感じに近いです。また「批判しているときは可能性のフィールドから切り離されている」という視点も、つい他人や自分を責めがちな場面で思い出すと、行動がやわらぎます。 大げさな魔法ではないけれど、日常の“重たさ”を軽くしたい人には刺さると思います。自分の内側から世界が少しずつ変わるって、こういうことなのかもしれません。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの20%が集中しています。
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