
新・人間革命16
池田大作
聖教新聞社 / 201001
この本について
最近、誰かを励まさなきゃいけない場面で、自分の余裕のなさに気づいて落ち込むことがあったりしませんか。あるいは、周りの好意や支えを「当たり前」と思ってしまっていたかもしれない…と、ふと不安になる瞬間。僕自身もそういう時期があって、自分の弱さや傲りに気づくのは本当に痛い経験でした。 『新・人間革命16』は、そういう“自分の中のほころび”に静かに光を当ててくれる本でした。励ましが必要な人のところへ、自分が大変な時こそ足を運ぶという姿勢。仲間の厚意を当たり前と思い始めた時が危険だという指摘。そして、弱気になった時ほど物事を後ろ向きに捉えてしまう人間の性質。そのどれもが、目をそらしがちな部分を淡々と突いてくるんです。 読んでいて特に効いたのは、「自分の欠点は指摘されないと気づけない」というくだりでした。耳が痛いのに、やたら納得してしまう。そして、目の前の行動や対話の積み重ねこそが、人間性を鍛える場になるという視点。仕事でも人間関係でも、日常の“いま”に戻してくれる感覚があります。 自分を立て直したいけど、派手な言葉よりも地に足のついた指針を求めている人に刺さる一冊だと思います。僕も、読んでいるあいだ何度か姿勢を正されました。
読書インサイト
ハイライト密度
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