
新・人間革命17
池田大作
この本について
人と関わる場面で「自分はちゃんと向き合えているんだろうか」と不安になることがあります。忙しさに飲まれて、相手の変化を見落としたり、誠実さより“効率”を優先してしまったり。リーダーとして動く時ほど、そのズレに気づいて落ち込むことも多いですよね。僕自身も、誰かを励ます立場に立つほど、自分の未熟さばかり目に入って苦しくなる時があります。 『新・人間革命17』を読んでいて刺さったのは、伸一の行動が「派手さ」ではなく、一対一の真剣さの積み重ねだったことです。一度話して「この人は無理だ」と切り捨てない姿勢。目立たない役割を“陰の根っこ”として尊ぶ視点。そして、勝利や前進の前に、ただ誠実であることを最優先に置く態度。どれも特別な才能ではなく、「今日の自分がどう振る舞うか」に引き寄せられる話でした。 もう一つ、この巻が静かに効いてくるのは“自分を律する”というテーマの扱いです。睡眠や生活リズムまで含めて、戦うための土台を整えることが信仰以前の問題として語られている。精神論ではなく、具体的な生活の習慣を見直すきっかけになると思います。 人のために動いているのに時々くたびれてしまう人、裏方の役割に迷いが出てきた人、あるいは「誠実って結局どういうことだっけ」と立ち止まりたい人に、とても静かに寄り添ってくれる一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの26%が集中しています。
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