
英語の決算書を読むスキル
大津 広一
ダイヤモンド社 / 2025-12-03
この本について
決算書を読むたびに、「数字は並んでいるのに、何を見ればいいのか分からないまま閉じてしまう」みたいなこと、僕もずっとありました。特に海外企業の決算となると、用語だけでつまずきがちで、分析以前に心が折れるんですよね。 この本が助かったのは、単に英語を訳すんじゃなくて、数字の“動き”をどう読むかに手を添えてくれるところでした。たとえば、季節性のある企業を特定の瞬間で判断しないことや、売上よりも伸びが速い勘定科目を追うと事業モデルが見えること。Amazonの利益率の低さが戦略そのものだったり、Appleの在庫がほとんど増えない理由がビジネス構造と結びついていたり、こういう視点を一度知ると決算書の見え方がほんとうに変わります。英語の用語も、カタカナで日常に入り込んでいるものばかりだと気づくとハードルが下がります。 海外企業の開示を読むのは大変ですが、数字の裏側にある「なぜ?」と「それで何が言える?」を追いかける感覚がつくと、決算書が情報ではなくストーリーに変わっていきます。特に、事業の違いによって決算書の構造がまったく変わることを実例で見せてくれるので、机上の知識だけで終わりません。 自分で決算を読めるようになりたいけど、一歩目が重い人に刺さる一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第6章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの24%が集中しています。
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