![初めての人のためのLISP[増補改訂版]](https://m.media-amazon.com/images/I/81NsdqZcETL._SY500.jpg)
初めての人のためのLISP[増補改訂版]
竹内郁雄
翔泳社 / 2015-03-11
この本について
コードを書いていると、ときどき「なんでこの挙動になるんだろう…」とか「結局この言語は何を大事にしているんだろう…」みたいなモヤモヤにぶつかることがあります。仕様を読んでも腑に落ちないし、そもそも自分が今触っている“仕組みそのもの”がピンときていない感じ。僕もそういう壁に何度かつまずきました。 『初めての人のためのLISP』は、その“仕組みそのもの”を動かしながら理解したい人にちょうどよかった本でした。抜粋にもありますが、Lispはプログラムとデータの境界が薄く、動的束縛が当たり前に起きる世界です。普通の言語に慣れていると、この発想が一気に視界を広げてくれるんですよね。たとえば「名前がデータとして浮遊する」とか「S式そのものが実行にもデータにもなる」とか、一見難しそうな概念が腕まくりして触るうちに形を帯びてくる感覚があります。 それに、この本がいいのはLispを神格化していないところです。変な挙動に遭遇してしまった実話もそのまま書いてあるし、処理系と対話しながら学ぶことの現実的なメリットと限界もちゃんと説明してくれます。だから読んでいて「そうそう、そこ気になるよね」と、変に背伸びせずに済む。歴史や哲学の話も淡々としていて、でも気づくと自分のコードの見え方が変わっているのが不思議でした。 プログラムの“内側の仕組み”を実感としてつかみたい人には刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの50%が集中しています。
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