
発達障害は最強の武器である (SB新書)
成毛 眞
SBクリエイティブ / 2018-02-05
この本について
最近、「なんで自分だけ周りと感覚がズレてるんだろう」とか、「子どもの特性をどう受け止めればいいのか分からない」とか、そんな小さなモヤモヤを抱えたまま過ごすことがあります。普通に暮らしているだけなのに、どこかで“直さなきゃいけないのかな”という圧みたいなものも感じやすいですよね。僕自身も似た感覚があって、この本を読んだときに、少しだけ気がゆるんだのを覚えています。 成毛眞さんの『発達障害は最強の武器である』は、決して特性を美化したり、逆に断定したりしない本です。ただ、読者が保存していた部分にもあるように、「共感覚のような独特の知覚」や「ひとつのことを深く掘る力」など、世の中ではネガティブに扱われがちな性質が、場面によっては武器になるという視点が淡々と示されていきます。ADHDを“無理に矯正しすぎないほうが本人の幸せにつながる”という話も、自分や家族の特性に悩んできた人にとっては、肩の力が抜ける一言だと思います。 特に、「周りと違ってなんぼだ」という著者のスタンスは、特別なことを言っているようで実はすごく現実的で、平均に合わせようとして消耗していた人にとっての出口になるかもしれません。自分の感じ方に違和感がある人、または家族の特性に向き合っている人にこそ、静かに刺さる本です。
読書インサイト
ハイライト密度
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