
最新のネーミング強化書 (PHPビジネス新書)
高橋 誠
PHP研究所 / 2015-05
この本について
ネーミングの仕事に関わっていると、妙に行き詰まる瞬間があります。自分では悪くないと思っていても、チームではピンと来なかったり、そもそも何を基準に判断すればいいのか曖昧だったり。僕も名前づくりの場になると、毎回どこから手をつければいいのか迷っていました。 この本が助かったのは、「発想」と「評価」をきちんと分けて考える視点をもらえたことです。楽天的に数を出す人と、論理的に絞る人はそもそも役割が違うという指摘は、現場のモヤモヤを一気に整理してくれました。また、意味・視覚・音感の三方向でチェックする流れや、「見やすさ、書きやすさ」まで踏み込んだ細かい確認軸は、名前をただ思いつきで決めないための実用レベルの手がかりになります。 さらに、成功事例の多くが「改名によって売上が跳ねた」話でまとまっていて、ネーミングが単なる言葉遊びではなく、プロダクトそのものの再定義になるんだと実感します。鼻セレブやBOSSのように、名前ひとつで空気が変わる瞬間を、開発側の目線で追体験できるのもおもしろいところです。 新しいサービス名を考えている人はもちろん、「いまの名前、本当にこれでいいんだっけ」と不安がある人にも刺さる一冊だと思います。僕みたいに迷いがちな人のほうこそ、手元に置いておく価値がありました。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの33%が集中しています。
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