
納得させる話力
土田晃之
双葉社 / 2017-04-13
この本について
会話の途中で相手の反応がズレたり、こっちは真面目に話しているのに変なツッコミが入って流れが止まることってありますよね。自分の説明が悪いのか、相手が聞いていないのか、原因がよく分からなくてモヤモヤする。僕も仕事の場で同じことを繰り返していて、「もっと話がうまく運べたらなあ」と何度思ったか分かりません。 この本は、いわゆる“話し方テクニック”とは少し違って、現場での小さな工夫や姿勢の持ち方が中心です。人は先の展開を勝手に予想しながら聞いているから、あえてそれを裏返すことで注意を引けること。逆に、急に話を飛ばすと「いやいや、今そこじゃない」と突っ込まれてしまうこと。こういう当たり前だけど見落としがちなポイントが、仕事の会話や雑談でそのまま効いてきます。 さらに、自分をあえてアウェイ側に置いてみる感覚や、毎回ちょっとしたお題を自分に課して話してみる姿勢など、“努力が積み重なると何が変わるのか”がパッと腑に落ちるのも印象的でした。誰もがエースじゃなくていいけれど、波のある話し方をしていると仕事では呼ばれにくくなる、という現実的な視点も刺さります。 「説明しても伝わらないことが多い」「会話の主導権を握れない」と感じている人には、特に静かに効いてくる本だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第9章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの33%が集中しています。
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