
スルーされない技術
石田章洋
かんき出版 / 2014-07-07
この本について
人前で話すたびに、「ちゃんと聞いてもらえてるのかな…」と不安になることがあります。自分では丁寧に説明しているつもりでも、相手の表情が止まる瞬間があって、そこで一気に自信が揺らぐんですよね。僕も同じで、会議の冒頭でつまずくと、その後の話が全部薄まってしまう感覚がありました。 この本が教えてくれたのは、聞き手の意識をこちらに向けてもらうには、技術というより“最初の一手の工夫”が大きいということでした。常識をひっくり返す逆説で耳をこちらに引きつけたり、あえて情報の空白をつくって「この先どうなるの?」と思わせたり、ほんの数秒の工夫で流れがまったく変わります。さらに「一度に全部伝えようとするほど温度が下がる」という指摘は、仕事でもプライベートでも痛いほど実感がありました。結局、何を伝えたいのか目的が曖昧だと、どれだけ準備しても薄まってしまうんですよね。 そして意外だったのは、比喩やストーリーの力。芸人さんの一言をメモしておくような地味な習慣が、話を“人が聞きたくなる言葉”に変えていく。自分の話が急に通るようになるというより、「あ、ちゃんと伝わってるな」という小さな手応えが積み重なる感覚に近いです。 自分の話がなぜか流されがちだと感じている人には、かなり刺さると思います。僕みたいに「伝え方で損してる気がする」と思うタイプには、特に。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの15%が集中しています。
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