
なぜ、あなたの話はつまらないのか?
美濃部達宏
あさ出版 / 2014-04-30
この本について
人と話していて、「なんで自分の話って途中で流れていくんだろう…」と感じること、けっこうあると思います。僕も仕事の報告や雑談で、意図せず相手を置いてけぼりにしてしまうことがあって、そのたびにモヤっとしていました。話すのって才能だと思い込みがちですが、この本を読むと、むしろ“仕組みを知らないだけ”だったんだと少し安心します。 特に刺さったのは、話がおもしろいかどうかは「共感できるかどうか」で決まる、というシンプルな指摘です。オチから考えてしまう癖がある人ほど、聞き手がどんな景色を見ているかが抜け落ちがちで、そこで話がすべる。この本は、身近な料理の例えを使うとか、「◯◯の話なんですけど」とアバンで入口を整えるとか、日常の会話にそのまま使える工夫が多いんですよね。第三者視点で自分の話し方を客観的に見る、というのも思っている以上に効きます。 読んだあとに僕が試しているのは、まず「相手が知っている景色」を探すこと。それが見つかると、話の順番も自然と整うし、無理に盛らなくても伝わるようになります。話を面白くするよりも、“聞き手が迷わない道筋を作る”感覚に近いかもしれません。 自分の話がなぜ届かないのか、原因がぼんやりしている人ほど腑に落ちる本だと思います。特に「会議でも雑談でも、あと一歩うまく伝わらない」と感じている人に刺さるはずです。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第8章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの25%が集中しています。
読書の順序
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