
心を整える。 勝利をたぐり寄せるための56の習慣
長谷部誠
この本について
仕事でもプライベートでも、気持ちの余裕をつくるのが下手だな…と感じる日ってありますよね。やるべきことは分かっているのに、心の準備が整わないまま時間だけが進んでいくあの感じ。僕もよくそこでつまずきます。 この本が面白いのは、「心を整える」といっても精神論ではなく、長谷部選手が実際にやってきた“現場の工夫”として書かれているところです。時差ボケ対策を仕事の一部として捉える姿勢とか、スタジアム到着のタイミングに合わせて曲を流すルーティンとか、そういう地に足のついた方法が多いんです。さらに、自分の弱さを前提にしているのも大きい。「豪快に生きられないからこそ、準備に時間を使う」という考え方は、無理に強がらなくていいんだと少し肩の力が抜けました。 もうひとつ刺さったのは、“自分のストロングポイントは何か”を、人と競うのではなく「組織の足りない部分を補う」視点で考えているところ。これは仕事にもそのまま使えますよね。派手さはなくても、誰かが気づいてくれる。そんな実感を持っている人の言葉だから、妙な説教感がないんです。 特に、いつも心が散らかりがちな人や、自分の弱さとどう付き合えばいいか迷っている人には、静かに効いてきます。こういう具体的な習慣の積み重ねが、気持ちの安定につながるんだなと読みながら何度も立ち止まりました。
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