
勝つ人 13人のアスリートたち (文春e-book)
武井壮
文藝春秋 / 2016-07-15
この本について
仕事でも趣味でも、頑張っているのに「なんで今日の自分はこんなにブレてるんだろう…」と落ち込む日ってありますよね。気持ちが晴れたり吹雪いたりするのは普通だと分かっていても、成果に結びつかないと自己嫌悪だけが残っていく。僕も同じで、結局どこを整えれば前に進めるのか分からなくなる瞬間があります。 『勝つ人』を読んで刺さったのは、アスリートたちが“気合”ではなく“自分という素材をどう扱うか”をひたすら考え続けていたことです。体温や可動域まで記録して、自分がどんな条件で力を発揮できるのかを把握していく姿や、練習量を増やすのではなく「競技以外の学び」で技術が一本の線につながった瞬間の話は、日常の仕事にもそのまま置き換えられました。気持ちが揺れるのは前提で、揺れたまま何を観察し、どんな項目を整えていくかが大事なんだと実感します。 そしてもう一つは、結果より「意識したことを実際にやれたか」を軸にしている点。できた日は自信につながり、できなかった日は弱さを認めて直すだけ。シンプルなんですが、僕はこの視点をよく忘れてしまうので、読むたびに姿勢を戻してもらっています。 自分の成長を“気合”に頼りたくない人、自分を扱う技術を上げたい人には特にしっくりくる一冊だと思います。
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