
会話は共感力が9割 気持ちが楽になるコミュニケーションの教科書
唐橋ユミ
この本について
会話の場になると、相手の話をちゃんと聞きたいのに、どこまで踏み込んでいいのか分からなかったり、「ちゃんとしなきゃ」と思うほど身体が固まったりしませんか。僕もよくあります。相手に良く見られたい気持ちが先に出てしまって、気づいたら自分のことで頭がいっぱいになっている。そうなると、相手の言葉を受け取る余裕がなくなるんですよね。 この本が面白いのは、「共感力」というと感情の話に聞こえるのに、姿勢や座り方など、すごく物理的なところから整えていく点です。天井から吊られているように背筋を立てる、背もたれに寄りかからない、少し前のめりで相槌を打つ。こういう小さな姿勢の変化だけで、自分の意識が相手に向きやすくなるのを実感しました。また、相手の“感情”だけでなく“行動”に注目して返すと、変に踏み込みすぎずに寄り添えるという視点も、日常の会話でかなり助けられます。自分の経験を添えるのも、同調ではなく、あくまで距離を保ったままの共感として機能するんだなと。 読んでみて感じたのは、会話がうまくなるというより、生き方の重心がちょっと軽くなる本だということです。用意した自分を盛らず、分からないことは小さな疑問として素直に扱い、先入観をいったん横に置く。その姿勢は、仕事でも、人間関係でも、ずっと効いてきました。 人と話すとき「頑張りすぎてしまう」タイプには、特に刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの24%が集中しています。
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