
自転車の教科書 -身体の使い方編-
堂城賢 and 内田理恵
小学館 / 2015-04-20
この本について
自転車に乗るとき、「前傾すればいいんでしょ」と思いながら、肩や腹筋がガチガチになってぜんぜんラクにならない…そんなモヤモヤ、けっこうあると思います。僕もずっと同じで、フォームを直そうとするほど力が入り、かえって回らなくなる、みたいな堂々巡りでした。 この本を読んで変わったのは、「理想のフォーム=力むこと」ではなく、「余計な力を抜いた結果として自然に出る動き」なんだと腑に落ちたことです。著者が繰り返し言う“おじぎ”の姿勢も、単なる前傾ではなく、頭とお尻の重さを正しく扱うための折り曲げ方で、これができると呼吸まで楽になります。股関節を“動かす”のではなく“自然に動く”状態にするという説明も、実際に身体を動かしてみると意外なほどしっくりきました。 そしていちばん刺さったのは、「腹筋で支えようとするのはむしろ逆効果」という点です。ここが固まっていると肩甲骨も閉じないし、荷重もバラバラになる。だから“脱力した動作”を作れる身体を先につくることが、結局ポジションづくりの土台になるんだと納得しました。フィッティングを変えたくない気持ちも分かるけれど、身体の理解が進むと自然と再調整したくなる、という話にも妙に救われます。 「頑張ってるのに自転車だけしんどいまま」という人ほど、静かに効いてくる本だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの24%が集中しています。
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