
恐竜は滅んでいない (角川新書)
小林 快次
KADOKAWA / 2015-07-08
この本について
仕事でも日常でも、なんとなく「見えている情報だけで判断してしまっているかも」と感じる瞬間がありませんか。自分では筋が通っていると思っていた前提が、あるきっかけでひっくり返ることってありますよね。僕も最近、恐竜についての“知っているつもり”が崩れたことで、思い込みとの距離感を見直すことになりました。 『恐竜は滅んでいない』が面白いのは、派手なロマンよりも「恐竜をどう区別するのか」「見た目が似ていても近い仲間とは限らない」といった、前提の組み直しから入ってくれるところです。陸・空・海で三者を区別するとか、ティラノサウルスが実はそこまで速くないとか、子どもの方が俊敏で集団で狩りをしていたかもしれないとか…。こういう“具体的な再発見”が積み重なると、知らない世界を見るときの姿勢も変わってきます。恐竜の分類や進化の話なのに、なぜか自分の観察の癖が透けて見えてくるんですよね。 始祖鳥の化石がなぜあの土地でだけ見つかるのか、鳥類に受け継がれた羽毛の役割は何なのかといった話も、歴史の積み重ねを「ただの知識」ではなく、生きた変化として感じさせてくれます。大げさな感動ではなく、思い込みのほぐれ方がじんわり効いてくるタイプの本だと思います。 自分の世界の見え方を一回リセットしたい人に刺さる一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの45%が集中しています。
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