
戦いの音楽史 逆境を越え 世界を制した 20世紀ポップスの物語
みの
KADOKAWA / 202105
この本について
年齢を重ねるほど、新しい音楽を追わなくなる自分に気づく瞬間ってありますよね。昔好きだったバンドばかりに戻ってしまったり、最近の流行がなぜ盛り上がっているのかピンとこなかったり。仕事に追われるほど「自分の感性が止まってるのでは…」と、地味に落ち込むこともあります。 この本は、そんなモヤモヤを「勉強し直す」方向ではなく、「背景を知ると音が違って聴こえる」という体験に変えてくれます。たとえば、グランジがどうしてシアトルで生まれたのか、西海岸ヒップホップがなぜ怒りをまとったのか、ビートルズの自作自演がどれほど当時の常識をひっくり返したのか。音そのものよりも、そこに至る社会や街の空気まで描いてくれるので、久しぶりに音楽に“入口”ができる感じがあります。 抜粋を読んで保存したくなるポイントも、きっとその「背景がわかると急に腑に落ちる」感覚だと思うんです。ヒップホップの源流がブロンクスの移民コミュニティと道路建設にあった話や、グレイトフル・デッドの自由すぎるライブ文化など、どれも音の裏にある人間の動きがそのまま見えてくる。忙しい日々でも、こういう“文脈の手がかり”が一つあるだけで、音楽との距離がグッと縮まるんだと実感しました。 昔みたいに音楽を深く楽しみたいけれど、どこから戻ればいいかわからない人に刺さる一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの29%が集中しています。
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