
China 2049 秘密裏に遂行される「世界覇権100年戦略」
マイケル ピルズベリー, 野中 香方子, and 森本 敏(解説)
日経BP / 2015-09-03
この本について
世界情勢のニュースを見ていて、「結局、中国は何を考えて動いているんだろう…」とモヤッとすることがよくあります。軍事や外交の専門家ではない自分には、説明が断片的すぎてつかみどころがない。でも放っておくには、仕事でも生活でも影響が大きすぎる。そんな気持ちでこの本を開きました。 読んで一番効いたのは、中国が「いま何をするか」より、「長期でどう積み上げるか」を重視しているという視点です。勝つまで何十年でも待つ、敵の自己満足を誘って警戒心を溶かす、相手の技術や助言者すら戦略的に利用する…。単発の政策ではなく、一本の筋として理解できると、ニュースの意味がまったく違って見えました。また、軍事力よりも弱点を突くことを優先する姿勢や、「外では穏やか、内では容赦なし」という発想に触れると、表面的な友好ムードだけで判断しない方がいい理由が腑に落ちます。 国同士の駆け引きは遠い話に見えて、実は企業戦略や職場の力学にも通じるところがあるな…と感じました。自分の立場や情報の扱い方をどう整えるべきか、考えるきっかけにもなります。国際情勢に詳しくないけれど、ニュースの裏にある“動き方のロジック”を掴みたい人に刺さる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第6章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの56%が集中しています。
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