
自己肯定感、持っていますか? あなたの世界をガラリと変える、たったひとつの方法 大和出版
水島 広子
PHP研究所 / 2018-07-31
この本について
人との距離感でよく迷うことがあります。謝ったのに相手の機嫌が戻らないときや、近づきたいだけなのに拒絶されたように感じて落ち込むとき。自分がどうしたいかより、「どうあるべきか」で動いてしまうと、余計にわからなくなるんですよね。僕もずっとそのループにはまっていました。 この本が刺さるのは、「相手」と「自分」の境界線をどう扱えばいいのかが、すごく現実的な言葉で書かれているところです。たとえば、相手の態度が冷たく見えても「事情があるんだろうな」と一歩引いてみる視点や、こちらが誠実に謝ったら、結果は相手の領域に任せていいという考え方。無理に前向きになる必要はなくて、ただ自分の感覚に戻るための余白を取り戻す、そんな実践が静かに置かれている感じです。 そして何より、「他人をリスペクトすることが、自分を大事にすることにつながる」という構造が腑に落ちます。相手を条件つきで判断しないようにしていくと、自分にも同じ姿勢を向けられるようになる。決めつけやべき論を手放すって、特別な努力というより、そうした視点の積み重ねなんだと思わされました。 自分の気持ちがどこにあるのかよく見失う人、距離感のズレに疲れやすい人には、静かに効く一冊だと思います。
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