
国語科でアクティブ・ラーニング
戸丸俊文
この本について
授業づくりのことを考えていると、「子ども主体にしたつもりが、ただの活動で終わっている気がする」とか、「話し合いをさせても深まらない…」みたいなモヤモヤってありませんか。自分も何度もここで止まってしまって、そのたびに授業の核心がどこにあるのか分からなくなる瞬間があります。 この本が効くのは、まさにその“どこで子どもの思考を動かすのか”が曖昧になっているときです。発問ひとつで教室の空気が変わる、あの瞬間の仕組みを具体的に示してくれるんですよね。例えば、子どもがざわっと反応する問いはどう作るのかとか、拡散→集約→対立という思考の流れをどう仕掛けるのかとか、「子ども任せ」と「子ども主体」の違いがどこに出るのかが、場面つきで語られていて腹落ちします。さらに、子どもたちは話し方も聞き方も知らない前提で、そこを国語科としてどう育てるかという視点が入っているのもありがたかったです。表現したくなる“思い”をつくるところまで含めて授業なんだと改めて感じました。 授業で「考え合う場」をうまく設計できずに悩んでいる先生には特に刺さると思います。子どもが勝手に盛り上がる授業ではなく、知的な緊張感をつくり出すために教師がどこで言葉を置くのか——そこを丁寧に示してくれる一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第5章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの29%が集中しています。
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