
深い学び
田村学
東洋館出版社 / 2020-04
この本について
授業を見ていて、「子供たちは一生懸命話しているのに、知識がつながっていない気がする…」「板書も振り返りも、なんだか“記録するだけ”で終わってしまう…」そんな小さな違和感を抱えたまま過ごす日ってありますよね。自分もずっとその正体がつかめずにいました。 『深い学び』は、そのモヤモヤを“子供の姿”という具体に戻して考え直させてくれる一冊です。たとえば、板書のレイアウトひとつで思考の流れが見えるようになること。問いを「どうして」「どのように」と開いていくことで、子供が自分の中で知識同士を結び始めること。そして、話し合いの後に書く時間を置くことで、体験が“自分の言葉”に変換されていくこと。どれも小さな工夫ですが、授業の手触りが確実に変わっていきます。 この本が扱っているのは理念ではなく、授業の現場に立った時の細かな判断や記録の積み重ねです。参観者の視点が問われる、という話も印象的で、自分の授業の見方そのものを整えてくれる感覚がありました。子供の発言や行動をどう捉えるか、その痕跡をどう書き留めるか。そこを丁寧にすることで、授業の質が“理由を持って”変わっていくのだと思います。 「話し合いはしているのに深まりきらない」「子供の思考がどこで止まっているのか見えない」そんな悩みを抱える人に特に刺さる本です。自分もまだ迷いながらですが、この本のおかげで“何を見ればいいのか”が少しずつ言語化されてきました。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの17%が集中しています。
読書の順序
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