
みんな「夫婦」で病んでいる
本田 りえ
主婦の友社 / 2015-11-28
この本について
夫婦のことでしんどい時って、「相手が悪いのか、自分がズレているのか」がよく分からなくなる瞬間があると思います。お金の使い方の違いにイラっとしたり、相手の顔色をうかがう生活に疲れたり、昔みたいな関係に戻れない焦りが出てきたり。私自身も、何が正解なのか分からず手が止まるタイプです。 『みんな「夫婦」で病んでいる』は、そんなモヤモヤを「原因の整理」と「距離の取り方」に落とし込んでくれる本でした。例えば、ただの“ケチ”ではなく、浪費の基準がそもそも一致していないだけなのか。夫が冷たいように見えて、実は役割期待の読み違いをしているだけなのか。あるいは、相手のこだわりや劣等感が関係を複雑にしているのか。感情論ではなく、関係のほつれ方を現実的に見直せる視点が多いです。 読んでいて一番救われたのは、「他人と暮らすってそもそもこういう難しさがあるよね」と言ってもらえた感覚でした。期待がすれ違うのも、信頼が揺らぐのも不思議なことじゃない。その上で、あいさつや感謝の言葉のような小さな積み重ねが関係を支えるという、すごく地味だけど続けられる現実的な話が多いのもよかったです。 パートナーとの距離が近すぎて苦しくなっている人、自分ばかり頑張っている気がしている人には静かに刺さると思います。自分の気持ちを整えながら、関係をもう一度見直すための「落ち着く場所」みたいな本でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの33%が集中しています。
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