
インターネット的 PHP文庫
糸井 重里
PHP研究所
この本について
最近、何を信じて動けばいいのか分からなくなる瞬間が増えました。みんな同じ常識を持っている前提がゆるんで、誰かの正しさに乗れば安心できた時代とも少し違う。ひとりで考えていると、ますます混乱してくるんですよね。 『インターネット的』を読み返していて思ったのは、「いまの不安定さって、実はこういう構造なんだよ」と静かに教えてくれる本だったということです。たとえば、完成してなくてもまず出してみるという姿勢や、不要に見える情報から何かがつながる感覚、そして位置づけより勢いが価値になる流れ。どれも、いまの仕事や発信で感じていたザラつきを言葉にしてもらったようでした。特に、情報は出す人のところに集まるという話は、自分が迷うたびに思い出して、少しだけ行動の背中を押してくれます。 この本がすごいのは、インターネットを礼賛するわけでも、悲観するわけでもなく、「こういう変化の中で僕らは生きてるよね」という温度で書かれているところです。だから、自分の仕事や生活に無理なく置き換えられる。ひとりで抱えがちな不安を、ちょっと外側から見直したいときに効きます。 いまの変化の速さに少し疲れている人に刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの21%が集中しています。
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