
塩一トンの読書 (河出文庫)
須賀敦子
河出書房新社 / 2014-10-07
この本について
最近、読んだはずの本の内容をすぐ要約で済ませてしまったり、昔好きだった作品を読み返したら「こんな感じだっけ?」と自分でも戸惑うことが増えてきました。仕事でも日常でも、効率よく知識を摂取しようとするほど、本そのものと向き合う時間がどんどん薄まっていく感じがあるんですよね。読んでいるのに、読めていないような、あの落ち着かない感覚です。 『塩一トンの読書』は、そのモヤモヤを言葉にしてくれるだけでなく、「読むって、本当はこういう体験なんだよ」と静かに軌道修正してくれる本でした。筋だけ追って満足してしまう癖や、知識だけ拾って分かった気になってしまう態度をやさしく解体しつつ、作品の「どのように」書かれているかに目を向けることの豊かさを思い出させてくれます。そして、古典でも小説でも、読み返すたびに違う顔を見せるのは、読み手である自分が変わっているからだという視点。これが入るだけで、読み返しへの後ろめたさがすっと軽くなりました。 何度読んでも襞のようなものがひらいていくのは、作品だけが成長しているのではなく、こちら側の感受性も変わっているからなんだ、と素直に思えるようになる一冊です。過去に読んだ本ともう一度ちゃんと向き合いたい人、知識の回収ではなく読書そのものを取り戻したい人にはとても刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの40%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
BookNotion をお使いの方へ
この本の指標は、あなたの本棚でも見られます
このページで見ている読者数・精読度・完走率は、あなた自身の本にも表示できます。BookNotion をお使いなら、下のリンクを開くだけで自分のデータが出ます(ログイン操作は不要です)。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要

![[新訳]読書について 知力と精神力を高める本の読み方](https://m.media-amazon.com/images/I/71HDbc5eWvL._SY500.jpg)



