
ビジネスマンのための最新「数字力」養成講座 (ディスカヴァー携書)
小宮一慶
ディスカヴァー・トゥエンティワン / 2016-06-20
この本について
仕事で数字に触れているのに、桁の大きい話になると急にピンとこなくなることってありませんか。国家予算が約97兆円と言われても、自分の業務とどうつながるのか実感しづらいし、会議で数字を聞いても「つまりどういう意味?」と心の中でつぶやいてしまう。僕自身、このモヤモヤをずっと抱えていました。 この本が効いたのは、数字を“ただの情報”として扱うのではなく、「全体像のどこに位置しているのか」「他の数字と比べると何が言えるのか」という視点を丁寧に持たせてくれたところです。名目GDP約500兆円、国家予算約97兆円、オリンピックの数兆円規模といった数字を並べるだけでなく、それぞれの関係性をどう読み解くかが具体的に説明されていて、漠然としたイメージが輪郭を持ちはじめます。例えば、1兆円の追加投資が経済にどれほど影響するのかを「全体の0.36%」で捉えると、判断の軸が自然と変わっていく。こういう“感覚の補正”が仕事のいろんな場面で効いてくる感覚がありました。 数字が苦手というより、「意味の結びつけ方がよく分からない」と感じている人に刺さる本だと思います。数字を扱う仕事をしているのに、自分のなかでつながっていない感覚があるなら、一度この読み方に触れておくと、視界のノイズが少し減ります。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの31%が集中しています。
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