
物語が書けないあなたへ ストーリーデザインの方法論 (PIKOZO文庫)
今井昭彦
この本について
物語を書こうとすると、気づけば「予定調和のセリフ」や「どこかで見た展開」になってしまうことってありませんか。自分では工夫しているつもりでも、キャラが勝手に動いてくれない感じというか、物語が平坦なまま進んでいくあのモヤモヤ。僕もずっとそこで足踏みしていました。 この本が面白いのは、抽象的なコツではなく、物語を動かす“仕掛け”をかなり具体的に示してくれるところです。たとえば、セリフは「読者が知らないこと」を言わせないと存在理由がなくなる、という指摘。これを意識しただけで、登場人物同士の会話に一気に目的が生まれました。また、「日常から一つ引き、一つ足す」という背景づくりの考え方も、設定を作るときの迷いをかなり減らしてくれます。さらに、サブプロットの扱いについても、単なる視点移動ではなく“別の人生が動いている”と捉えることで、物語全体に奥行きが出る感覚がありました。 物語の柱がうまく立たない、キャラが生きてこない、そんな悩みを抱えている人には静かに効いてくる本だと思います。特に「細部よりもまず、何が物語を動かすのかを知りたい人」に刺さるはずです。僕自身、読み終えたあとにプロットの見直しがようやく前に進みました。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの45%が集中しています。
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