
すべての疲労は脳が原因 (集英社新書)
梶本修身
集英社 / 2016-04-20
この本について
仕事が立て込んでくると、寝ても抜けない疲れってありますよね。自分では「運動不足だからだろう」とか「年齢のせいかも」と思いがちなんですが、どうにも説明がつかないだるさが続く時期があって、僕もずっと理由がわからずモヤモヤしていました。 この本を読んで腑に落ちたのは、「疲れの中心にいるのは筋肉じゃなくて脳」という視点です。たとえば、ジョギングで体が疲れると感じているあいだ、実際には呼吸や心拍を秒単位で調整している自律神経の中枢がフル稼働していること。夏バテも栄養不足ではなく、暑さの中で体温を維持するために自律神経が酷使された結果だという話も、自分の感覚と妙に一致しました。また、科学的に効果が確認されている成分が意外と地味で、鶏胸肉に含まれるイミダペプチドを一定量とるだけで脳の酸化ストレスが減るというのも、再現しやすくて現実的です。 読んでいくうちに、「休めば回復するはず」という思い込みから、「脳に負荷をかけ続けている生活パターンを少し整える方が効くかも」という感覚に変わりました。寝ているのに頭が重い、デスクワークで目だけ異様に疲れる、そんな“説明できない疲れ”を抱えている人には、かなりしっくりくる内容だと思います。 自分の疲れの正体がよくわからないまま頑張ってしまうタイプの人に刺さる本です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第7章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの16%が集中しています。
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