
ホイホイ記憶術
多湖輝
PHP研究所 / 2015-02-05
この本について
暗記に向き合うときって、「量が多すぎて気が重い」「間違えたところを見るのがしんどい」「やる気に波がありすぎる」みたいな、小さなつまずきが積み重なっていくことが多い気がします。僕もテスト前に答案を丸めて捨ててしまったタイプなので、あの感覚はよくわかります。 『ホイホイ記憶術』が効くのは、そういう“気持ちの引っかかり”を正面から扱ってくれるところなんですよね。たとえば、あえて間違いを見つめ直したほうが記憶が強く残るという話や、科目を小刻みに切り替えることで心的飽和を避けるという考え方は、精神論ではなく、現実の勉強シーンで「あ、これなら続くかも」と感じさせてくれます。さらに、記憶術を万能視せず、理解すべきものには理解で向き合えと釘を刺してくれるあたりも地に足がついています。 読んでいると、「自分が覚えられないのは才能の問題じゃなくて、やり方とコンディションの問題だったのかも」と視点が変わっていきます。とくに、気分が乗らないときは無理に覚えず、次の“高波”に備えて環境づくりをする、という一節は、勉強だけでなく仕事にもそのまま移せました。 自分のペースで、でも確実に積み上げたい人に刺さる本だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの27%が集中しています。
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