
偏差値35から公認会計士に受かる記憶術 (講談社+α新書)
碓井孝介
講談社 / 2012-08-20
この本について
勉強していて、「覚えたはずなのに、いざという時に出てこない…」みたいな空振りが続くと、やる気より先に不安が襲ってきますよね。僕も同じで、机に向かっている時間と、実際に思い出せる量がどうにも比例しない時期が長かったです。 この本が効くのは、根性論ではなく「思い出せる前提で覚える」方向に、頭の使い方そのものをズラしてくれるところでした。たとえば、脳が勝手に情報を抽象化してしまう癖を踏まえて、あえて具体的で奇抜なシーンをつくることで記憶の入り口をつくる話。あるいは、情報を孤立させず、既存の知識にくっつけて芋づる式に呼び出せるようにする発想。どれも理屈はシンプルなんですが、実際に手を動かしてみると「確かに思い出し方が変わるな」と実感しやすいです。 僕が特に助かったのは、自分の感情をうまく利用して記憶に残すという部分でした。派手な映像を頭の中で再生するのも、自分をその場に登場させてしまうのも、ちょっとふざけているくらいがちょうどいい。覚える作業を作業のまま終わらせず、「思い出すための装置」を同時につくる感覚が身につくと、学習の負荷がだいぶ軽くなります。 大量のインプットに押しつぶされがちな人、または「反復してるのに残らない」と悩んでいる人にはかなり刺さると思います。学力とか素質ではなく、記憶の扱い方を性格レベルでアップデートしたい時に、静かに役に立つ一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの20%が集中しています。
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