
キラーストレス 心と体をどう守るか (NHK出版新書)
NHKスペシャル取材班
NHK出版 / 2016-11-10
この本について
最近、ちょっとしたことで心がざわついたり、寝ても疲れが抜けなかったりしませんか。自分が弱いのか、それとも環境のせいなのか分からないまま、なんとなく毎日を押し切っている。僕もずっとそのタイプでした。でも、この本を読んで「ストレスって気合いでどうにかする話じゃないんだ」と少し肩の力が抜けました。 面白いのは、ストレスに弱い・強いは努力だけでは埋まらない部分もある、という研究がかなり具体的に示されているところです。子どもの頃の環境や、生まれつきの神経伝達物質の違いで反応のしやすさが変わる。都市に住むだけで扁桃体が過敏になりやすい、なんて話もあって、今の自分の反応は「性格より構造の問題」なんだと腑に落ちました。 そのうえで、ちゃんと変えられる部分もあるのが救いでした。運動が脳の構造を変えるとか、前頭前野を活性化させる習慣を持つとストレスの受け止め方が変わるとか、具体的で現実的な話が多い。食事や睡眠の調整も、理由が分かると途端に続けやすくなるんですよね。あと、気晴らしのリストを事前につくっておくという話は、実際にやってみたら即効性がありました。 「どうして自分だけしんどいのか分からない」「ストレス耐性の話を根性論で語られるのがつらい」という人には特に刺さると思います。僕と同じように、説明がつくと少し楽になるタイプには、かなり助けになる一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの20%が集中しています。
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