
手にとるようにNLPがわかる本
加藤聖龍
かんき出版 / 2009-08-03
この本について
人と話すとき、つい自分の前提だけで判断してしまったり、苦手な相手の姿が頭にこびりついて行動が重くなることってありませんか。頭では「うまくやりたい」と思っているのに、感情やイメージのほうが先に反応してしまうあの感じです。僕もずっとそこでもがいてきました。 この本が面白いのは、「脳はけっこう勘違いしやすい」という前提からスタートしているところでした。未来を“体験したつもり”になるイメージの使い方とか、苦手な相手の映像の色やサイズを変えて内側の反応をゆるめる方法とか、仕組みの説明と合わせて読むと意外と地に足がついているんですよね。「気合で乗り越える」ではなく、脳がどう反応しているのかを把握して調整する感じ。コミュニケーションも、相手がどんな地図で世界を見ているかを質問しながら確かめていくという考え方があって、対人のしんどさに効く場面が多いです。 NLPと聞くとふわっとした自己啓発を想像しがちですが、この本は日常の会話や仕事の場面に落とし込みやすいのがありがたいところでした。自分の思いこみの枠を広げたい人、相手とのズレをなんとかしたい人にはちょうどいいと思います。自分の内側をただ「変えよう」と力むのではなく、「どうやって今の反応が作られているか」を知りたい人に刺さる一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの45%が集中しています。
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